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2025.04.30
ハードフォン設定
ハードフォン利用条件
VLOOMはオプション機能によりハードフォンを電話機として利用することが可能です。
ハードフォン機種に指定はありませんが、以下の要件を満たしている必要があります。
① 以下の設定があり、PBXへのレジスト機能を備えていること
・ IPサーバーアドレス
・ SIPサーバーポート番号
・ IP電話番号
・ SIPドメイン名
・ ユーザーID
・ パスワード
② 呼制御に対応した以下の操作が可能であること
・ 発信
・ 応答
・ 切断
・ 保留
・ 保留解除
・ 転送(もしくは特定の内線へ発信することを代替機能にできること)
・ 会議(もしくは特定の内線へ発信することを代替機能にできること)
③ 以下プロトコルで通信が可能であること
・ SIPS
・ SRTP
④ 以下コーデックのいずれかに対応していること
・ u-low
・ FLAC
・ OGG_OPUS
・ Speex
設定方法(一括設定)※推奨
Grandstream GPX 1628を一括設定するための手順を記載いたします。
設定ファイルをダウンロードするには、以下のリンクをご利用ください。
① 管理画面にログインしてください。
GrandStreamディスプレイに表示されるIPアドレスを、ウェブブラウザのアドレスバーに入力すると、ログイン画面が表示されます。
初回ログイン情報 [ユーザー名:admin パスワード:admin]
②メンテナンス > 「アップグレードとプロビジョニング」を選択してください。
③「デバイス構成のアップロード」から設定ファイルをアップロードしてください
「ファイルを選択」から、ダウンロードしたファイルを選択し、「アップロード」ボタンをクリックします。
④アカウント > アカウント1 > [一般設定]を変更してください。
それぞれの電話機ごとに、赤枠部分を設定します。
設定項目 | 入力値 |
アカウント名 | 任意の名称。 半角9桁分しか電話機に表示されない。 |
SIPサーバ | {tenant_id}.collabos.com 例: 設定したいテナント用のIDが「000」であれば、「000.collabos.com」 を設定 |
アウトバウンドプロキシ |
prd-001-sip{pbx_id}.vloom.jp:4443 |
SIP ユーザーID | ユーザーID |
認証ID | ユーザーID |
認証パスワード | VLOOMログイン用パスワード |
名前 | 任意の名称。 |
※ユーザーIDは、VLOOM管理画面から、ユーザー設定 > ユーザー > ユーザーIDの列をご参照ください。
⑤ 設定 > [一般設定]を変更してください。
設定項目 | 入力値 |
NAT IP使用 | 利用環境(オフィス)に対応するローカルルーターのグローバルIP |
⑥ 状態 > [アカウント状態]からSIP登録が「YES」になっていることを確認してください。
アカウント1のSIP登録が「YES」になっている場合、VLOOMシステムとの連携が成功しています。もし「NO」が表示されている場合、④の設定情報を再度確認してください。
⑦ ハードフォンを再起動してください。
設定方法(手動)
Grandstream GPX 16xx型を例に設定項目を記載いたします。
下記設定項目を参考にご利用のハードフォンの設定を実施して頂きますようお願いいたいします。
※機種によって画面や設定方法は異なります。
① 管理画面にログインしてください。
GrandStreamディスプレイに表示されるIPアドレスを、ウェブブラウザのアドレスバーに入力すると、ログイン画面が表示されます。
初回ログイン情報 [ユーザー名:admin パスワード:admin]
② アカウント > アカウント1 > [一般設定]を変更してください。
それぞれの電話機ごとに、赤枠部分を設定します。
設定項目 | 入力値 |
アカウント名 | 任意の名称。 半角9桁分しか電話機に表示されない。 |
SIPサーバ | {tenant_id}.collabos.com 例: 設定したいテナント用のIDが「000」であれば、「000.collabos.com」 を設定 |
アウトバウンドプロキシ |
prd-001-sip{pbx_id}.vloom.jp:4443 |
SIP ユーザーID | ユーザーID |
認証ID | ユーザーID |
認証パスワード | VLOOMログイン用パスワード |
名前 | 任意の名称。 |
※ユーザーIDは、VLOOM管理画面から、ユーザー設定 > ユーザー > ユーザーIDの列をご参照ください。
③ アカウント > アカウント1 > SIP設定 > [基本設定]を変更してください。
設定項目 | 入力値 |
登録期限 |
電源OFFにした場合の自動ログアウトの時間を設定できます。デフォルトは60分となっております。
|
OPTIONS キープアライブを有効にする | [NO] で設定されている場合、[YES]へ変更 |
発信プロキシ・モード | [in route]で設定されている場合、[常に次へ送信]に変更] |
④アカウント > アカウント1 > SIP設定 > [カスタムSIPヘッダ]の設定を変更してください。
設定項目 | 入力値 |
X-Grandstream-PBX ヘッダの仕様 | [YES] で設定されている場合、[NO]へ変更 |
※X-Grandstreamは本説明で利用する電話機の機種名になります。
⑤アカウント > アカウント1 > [音声設定]を変更してください。
設定項目 | 入力値 |
選択項 1~7 | 全て「PCMU」に変更 ※OPUSは非対応 |
SRTPモード | 有効および強制を選択 |
⑥アカウント > アカウント1 >[通話設定]変更してください。
設定項目 | 入力値 |
電話会議ハングアップより自動転送 | [NO] で設定されている場合、[YES]へ変更 ※三者会議通話実施後、招待元が切断した場合に他会議者が自動的に切断にならないようにする処置です。 |
設定項目 | 入力値 |
ローカルRTPポート | VLOOMの仕様に沿って 10000 を設定 |
ローカルRTPポート範囲 | 200 |
ランダムポート使用 | YES |
NAT IP使用 | 利用環境(オフィス)に対応するローカルルーターのグローバルIP |
⑧ 設定 > [コール機能]を変更してください。
設定項目 | 入力値 |
リモート切断時におけるビジー・トーンを無効にする | [YES] で設定されている場合、[NO]へ変更 |
設定項目 | 入力値 |
NTPサーバ | ご希望のNTPサーバを指定(特に希望がない場合国内向けなら nict.ntp.jp推奨)。 ※pool.ntp.orgでも可能ですが、海外設置のためnict.ntp.jp よりはタイムラグが発生します。 |
タイムゾーン | GMT+09:00 になっているのを確認する |
時間表示フォーマット | 任意 |
時間表示フォーマット | 任意 |
⑩ネットワーク > [Basic 認証]を設定してください。
設定項目 | 入力値 |
インターネット・プロトコル | IPv4限定 になっていることを確認 |
IPv4アドレス | [DHCP]または [静的に設定] にチェック [静的に設定]を選択した場合は IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバアドレスを指定のものに設定する。 |
ステータス変更
ハードフォンからステータスを変更する場合は下記ダイヤルを押下してください。
受付可: *7700
後処理: *7800
離席(理由なし) : *7900
離席(理由1~15): *7901~7915
注意事項
- 発信する際は、業務設定で設定したプレフィックス番号を電話番号の前に入力し、発信者通知番号を指定します。
※下記例は分かりやすくするためにハイフンを入れておりますが、実際に操作する際はハイフンは不要です。
例)
プレフィックス番号: 1234
発信先番号: 080-1234-5678
入力する番号: 1234-080-1234-5678 - ハードフォンから転送する際、利用するハードフォンが保留転送(転送先との内線通話後に転送)に未対応である場合は直接転送のみ利用可能です。
直接転送では転送先との内線通話はなく、[転送]ボタン押下と同時に転送が行われ、転送後の通話が開始されます。
※Grandstream GPX 1628をご利用かつ、ファームウェアが1.0.4.82以降の場合はマニュアルを参照し「Attended Transfer Mode」を「Dynamic」に変更すると内線通話が利用可能です。 - 発信ができないときは、全体設定のデフォルト発信者通知番号が設定されているかをご確認ください。ハードフォンで発信する際は、デフォルト発信者通知番号の設定が必須となります。